3章

3章 キャリアに関する理論 2節キャリアの諸理論-4

キャリアの諸理論には①特性因子的アプローチ、②パーソナリティ・アプローチ、③意思決定論的アプローチ、④発達論的アプローチがある。

今日は④発達論的アプローチのシュロスバーグから

シュロスバーグは、急激に変化する社会の中で、人生の転機(transition)に遭遇した人々を支援する必要性から、キャリア発達理論を構築した。

生涯発達の過程では、安定期と移行期(過渡期)が繰り返されるが、この移行期(過渡期)には人生役割、人間関係、日常生活、自己のあり方などに変化をもたらす就職、離職、転職、配置転換、倒産、結婚、離婚などといったキャリアの転機が訪れ、その転機にどのように対処したかによって、個人のキャリアが形成されていく。

転機は、その人がある出来事を転機と考えることによってはじめて転機となる。

下記に転機の3つのタイプを示す。

「予測していた転機」「予測していなかった転機」「期待しいていたものが起こらなかった転機」これらの転機に対処するには、4Sと呼ばれる4つの資源を確認することが大切。①状況(situation)②自分(self)③周囲の支援(support)④戦略(strategies)

サビカスは2005年にキャリア構築理論(Theory of Career Construction)を提唱。これは、ナラティブ心理学を強調する社会構成主義から出現したものである。キャリア構築理論は、①職業パーソナリティ、②キャリア・アダプタビリティ、③ライフテーマという3つの構成概念から成り立っている。

①職業パーソナリティは、キャリアに関連した能力、欲求、価値観、興味によって定義。

②キャリア・アダプタビリティは、現在及び今後のキャリア発達課題、職業上のトランジション、そしてトラウマに対処するためのレディネス、およびリソースのこと。キャリアアダプタビリティは,関心(concern)、統制(control)、好奇心(curiosity)、自信(confidence)という4つの次元から構成。

③ライフテーマは、個人が職業行動に意味や方向性を与える解釈や人との関わりのプロセスに注目するもので、個人が何のために行動するのか、行動する意味は何かを表している。

今日は、この辺で。では、またChao!(2021.11.04更新)

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よっさ
職種:産業保健師 資格:保健師・看護師 趣味:釣り・シュノーケリング その他:青年海外協力隊OV・保健学研究科修士課程修了