2021.09.11(土)
近代的労働者の創出の背景
19世紀末から20世紀にかけて産業革命がおこった。産業革命っていうのは、綿織物の生産過程におけるさまざまな技術革新、製鉄業の成長、蒸気機関の開発等のことをさすみたい。この産業革命の前は、農業とか漁業とかで生活していた人たちが、この産業革命という大きな技術革新の後は職を求めて都市に集まった。
工業労働者となった若者たちは、自分の手で新しい生き方を見つけなければならない。大きな時代の変化の時期なので、モデルケースがいなくて、それぞれが試行錯誤しながら生きていくような感じなんだろうね。
産業革命は、アメリカに経済的に大きな飛躍をもたらした。そして世界の最強大国となったわけだが、その一方でそこに住む労働者である若者は生き方に迷った。相談したくても、親も先輩もこの時代の変化に戸惑っていたため、相談する相手がいない。
このような社会的状況の中、社会改革運動家が現れた。その社会改革運動家は貧困、犯罪、無知を根絶しようと社会活動をしていったんだって。
この社会活動の中で注目すべきことは、未来を担う青少年の福祉を重視し教育の重要性を訴え、実際に教育的・社会的活動を展開したこと。
すごいですね。社会改革運動家! どんな人なんだろ。
その社会改革運動家の一人がパーソンズっていう人。
次回はそのパーソンズさんの話から始めます。
ではまた。chao!