2021.10.22(金)
キャリア・カウンセリングの定義について
まずは、カウンセリングとは、アメリカ心理学会(1981)は、「カウンセリング心理学者は、個人が一生涯にわたる発達的過程を通して効果的に機能するのを援助することを目的とする。そして、その援助活動の実践にあたり、成長と適応という個人の積極的側面にとくに強調点を置き、かつ、発達的見地に立つ。具体的な援助活動の内容は、人々が個人生活及び社会生活に必要な技能を身につけたりそれを改善したりすること、この変動する社会に適応する力、環境的変化に対処する力や態度を向上させること、さまざまな問題解決能力や意思決定能力を発達させること等を目指す」としめしている。
これを踏まえて、キャリア・カウンセリングの定義は「職業およびキャリア・カウンセリングは、職業(occupation)、キャリア、生涯のキャリア(life career)、キャリアに関する意思決定、キャリアの計画、そのほかのキャリアに関する諸問題やコンフリクトについて、資格を持つ専門家が個人または集団に働きかけ、援助する諸活動」である。
これは、一言で言うと、「個人のキャリア形成を支援するカウンセリング」である。
また、キャリアコンサルティングの定義は、日本においてはキャリア・カウンセリングとほぼ同義で使われる場合も多い。日本では「カウンセリング」という用語が心理的な療法を想起させる面が強いことを考慮し、労働市場における職業キャリアの方向付けに係る相談・指導・助言を表す用語として「キャリアコンサルティング」を使うことになった経緯がある。
日本でキャリアコンサルティングとして機能し実践されている領域は主に下記の3つである。
1.教育機関領域
2.需給調整期間領域
3.企業領域
明日以降に上記の3つを説明していきます。
今日はこの辺で、ではまた。Chao!