2021.09.17(金)
本日は、2節労働環境の変化-産業構造と就業構造の変遷
ここでは4つの点に注目
①雇用者の増加、②人口動態の変化、③AIが雇用に与える影響、④働き方の多様化
①雇用者の増加について。
まず、雇用者とは『会社、団体、官公庁又は自営業主や個人家庭に雇われて給料、賃金を得ている者、及び会社、団体の役員のことである。』私が基本的なことをわかっていなかったので、調べてみました。雇用者はいわゆる雇われている人。なので、雇われている人がふえているということ。そこで気になったのは、日本って少子高齢化で働ける人は減っているよね。でも、雇われてる人が増えてるってどういうこと?
それは、戦後間もない頃って決して雇われることが一般的ではなかったんだって。どういうことかというと、雇われるのではなく、自営業主であったり、そこで働く家族従業者の割合が多く存在していたみたい。なので、1950年代に最も多かった職業は「農林漁業作業者」。個人・家族とかで農業・林業・漁業をやってたんだね。
1960年代になると最も多い職業は「製造・制作・機械運転及び建設作業者」になり、2000年代まではトップだった。でも、1990年代後半からはどんどん減ってきている。
戦後一貫してして増加し続けた職業は「事務従業者」「専門的・技術的職業従事者」「保安職業、サービス職業従事者」であるが、2000年を超えてからは「事務従事者」も減少している。
ここで、ちょっとわからないのが、「専門的・技術的職業従事者」ってなに?「保安職業、サービス職業従事者」ってなに?
調べてみました。
「専門的・技術職業従事者」とは、高度の専門的水準において、科学的知識を応用した技術的な仕事に従事するもの、及び医療・法律・教育・宗教・芸術・その他の専門的性質の仕事に従事するもの。らしい。例えば、科学研究者、農林水産業・食品技術者、鉱工業技術者、保健医療従事者等ですね。これらの職業は戦後一貫して増加している。これはわかる気がする。
「保安職業・サービス職業従事者」とは、保安職業は自衛官、警察官、消防員、警備員等。サービス職業は、介護職員、看護助手、理・美容師、調理人、飲食店主等だそうです。これも戦後一貫して増加している。
このような時代の変化に伴って産業が変化し、従事する職業の割合が変化していくことを「ぺティ・クラークの法則」というらしい。
今日は①雇用者の増加についてやったので、明日は②人口動態の変化にいきます。
では、また。Chao!