2021.09.16(木)
キャリア形成支援の前提または背景となる社会経済の動向等について理解を深める。
今までの人生の中で社会経済の動向なんてあまり気にしたこと無かったけど、少し俯瞰して大きな視点で世の中を見るのも面白そう。
①労働環境の変化、②経済・社会の動向と企業への影響、③進学率および就業意識の変化、④日本的経営とキャリア形成支援の4点について学ぶ。
1節 社会・経済的な変化とキャリア形成支援の必要性
なぜにキャリア形成支援が必要なのか?
1技術革新の急速な進展等の様々な社会・経済的な変化→2個人が主体的に生涯を通じたキャリア形成を行う重要性の増加→3そのための支援の増加
社会は変化するのでその変化にのみ込まれないように自分自身を成長させていきましょう!そのお手伝いをしますよ!みたいな感じなのかな。
まぁ、次
ここでのベースにあるのが『職業生活の長期化や働き方の多様化、技術革新の進展や産業・就業構造の変化等に対応して、生涯を通じて豊かな職業生活を築いていくためには、働く人が自ら職業生活設計を行い職業経験の蓄積と職業能力の向上を図るとともに、これを支援する社会的基盤を整備していくことが必要である。』
これを一つひとつみていこう。
まずは、技術革新の進展。この技術革新で大きいのは情報化。情報化社会になって、仕事のスピードや量が各段に多くなった。
職業生活の長期化は、一言で言えば、「高齢化」。長生きするのはいい事だけど、その分長く働かないといけない。
働き方の多様化は、働き方の「非正規化」とほぼ同じ意味。下記に非正規労働者の比率を示す。
1985年 16.4%
1995年 20.9%
2005年 32.6%
2015年 37.5%
見ての通り、非正規労働者の割合は右肩上がり。
産業・就業構造の変化は、「サービス経済化」・「知識社会化」である。これは、バブル経済以降の職業の増減を見てみるとわかる。
減少:生産工程・労務作業者、事務作業者・販売従事者
増加:管理的職業、専門的・技術的職業とサービス職業従事者
ここで注目すべきは、管理的職業、専門的・技術的職業の増加は、先に説明した情報化とも関連するということ。さっき、技術革新の進展は情報化社会をもたらしたってあるけど、情報機器の発展によって、それを活用して情報や知識を生み出す専門的・技術的な仕事が増えた。さらには情報や知識を加工して製品やサービスにつなげる仕事に就く人が増え、それを管理する人も増えた。
このような感じの社会情勢の変化がキャリア形成支援の必要性が高まった要因となる。
次
個人が主体的に行うキャリア形成について、
時代が変われば、働き方も変わる。これ当たり前
例えば、昭和の頃は会社がやれといったことをやり、会社の言う勉強をし、会社が異動しろといったら異動した。そうしていれば、昇給も昇進もした。
だが、現在はそうではない。自分で自分の仕事やキャリアについて考えることが求められる。
個人が主体的にキャリア形成していく必要がある時代となっている。
今日はこんな感じで。
では、また。Chao!